実際に触って比べた記録

キャッチコピーをAIで無料作成|商品名から出せる4つを実際に試した

2026-09-04 公開

この記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。無料プランで実際に試した範囲の内容で、報酬額で順位を変えることはしていません。

結論から言うと、商品名しか手元にないならテンプレ差し込み型(コピーメカ)、商品の特徴まで説明できるならAI生成型です。同じ「商品名を入れる」でも中身は別物で、前者は220個の型に名前を流し込む仕組み、後者は説明文を読んで書きます。無料で試すなら、自分がどちらを必要としているかを先に見分けたほうが早いです。

「商品名から作れる」は2種類ある

最初に気づいたのは、「商品名を入力してください」と書いてあっても、その名前の扱い方がまったく違うことでした。

分かりやすいのがコピーメカです。入力欄は「商品やサービスの一般名」「消費者がする行動(動詞・20個から選択)」「あなたの商品、サービス、お店の名称(固有名)」の3つだけで、公式トップには「※毎回違う案が7つ作成されます(全220案)」とあります。全220案という総数が最初から決まっている、つまり型が220個あってそこに言葉を差し込む方式だ、と読めます。

実際に動かしてみました(2026年9月4日)。一般名「コーヒー」・動詞「飲む」・固有名「マルヤマ珈琲」で送信すると、こう返ります。

このツールは商品の中身を理解していません。「コーヒーのぬか漬け」はそもそも商品として成立していないし、固有名が入らない案も混ざります。ただし各案に【解説】が付いていて、なぜその型が効くのかが1行で書いてある。出てきた案をそのまま使うのではなく、型のカタログとして読むと価値が出ます。

一方のAI生成型は、商品名だけでなく説明文を読んで書きます。Catchy の公式サイトにあるキャッチコピーツールの説明はこうです。

プロダクト名またはブランド名と、プロダクトの説明を入力すると、キャッチコピーを生成することができます。

「プロダクトの説明」に何を書くかで出力が決まります。逆に言えば、商品名しか書けない段階ではAI生成型の強みは出ません。名前だけから商品の中身は分からないからです。

無料で使える4つを並べる

2026年9月4日時点で、各サービスの公式ページに書かれている内容をまとめました。

料金無料でできる範囲入力するもの出る形
コピーメカ記載なし(フォーム送信のみ)回数の記載なし一般名+動詞+固有名7案+各案に解説
CatchyFree ¥0/Starter ¥3,000〜/Pro ¥9,800毎月10クレジット・全生成ツール利用可能・プロジェクト1つまでプロダクト名+説明ツールごとに異なる
Canva マジック作文Free ¥0/Canva Pro(有料)公式内で説明が食い違い(後述)キーワード文章
無料AIツール集「キャッチコピー生成」¥0「完全無料」「会員登録も不要」と記載商品名+特徴5案(メイン20字・サブ30字+解説)

コピーメカの料金と会員登録は公式トップに記載を見つけられませんでした。実際に送信した際も登録は求められず、結果画面に「※キャッチコピー案はご自由にお使いください。」とあります。Catchyのサイト上部には「クレカ登録不要で 無料ではじめる」、「無料AIツール集」のよくある質問には「はい、完全無料でご利用いただけます。会員登録も不要です。」「いいえ、入力データは処理後に破棄されます。保存・蓄積は行いません。」とあります。

Canvaの無料回数は、公式の2ページで説明が食い違って読めた

Canvaだけは数字を表に書けませんでした。理由を正直に書きます。公式の機能紹介ページ(日本語)にはこうあります。

Canvaの文章作成ツール「マジック作文」は無料で25回まで利用できます。Canva Proに加入すると、利用できる回数が250回に増えます。

一方、公式ヘルプのマジック作文のページには「We've changed how AI usage limits work in Canva.」という告知があり、リンク先の「AI利用上限」ページでは無料版について「Up to 20 uses of Standard AI tools, OR Premium AI tools.」と書かれています。日本語版ヘルプの「標準AI機能」の一覧には「マジック作文」が入っています。

25回なのか20回なのか、公式サイト内の記述だけでは確定できませんでした。制度変更を告知しているヘルプのほうが新しいのだろうと推測はできますが、推測で数字を書くのはやめておきます。候補に入れるなら自分のアカウントの画面で残りの利用枠を見てください(同じように公式の表示より先に無料枠が別の軸で切れる例はAIスライドを自動作成する4つを比較|日本語のまま出せるのはどれかにも書きました)。

選び方の判断軸は3つ

1. 手元にあるのは「名前」か「説明」か

いちばん大きい分岐点です。中身をまだ言語化できていないならテンプレ差し込み型が向きます。言語化の前に出力が出てくるので、型を見て「この角度なら書けそうだ」と気づくのが目的になります。逆に「AI講師と24時間練習できる」「初心者向け」のように特徴を3つ挙げられる段階なら、AI生成型のほうが精度が上がります。説明欄があるツールは、説明を書かないと本領が出ないと考えたほうがいいです。

2. 1媒体で足りるか、媒体ごとに出し分けたいか

ここがCatchyを候補に入れるかどうかの分かれ目でした。公式サイトには「用途に応じて、100種類以上の生成ツールが使えます」とあり、広告カテゴリだけでも「キャッチコピー (短文)」「キャチコピー (比喩表現)」「マイクロキャッチコピー」「LP 用キャッチコピー」「商品説明文」「Google 広告のディスクリプション」「Facebook 広告のタイトル」「4P モデル」「AIDA モデル」「PAS モデル」といったコピー関連のツールが並んでいます。

同じ商品説明を、媒体ごとに違うツールに入れられるのがこの構造の意味です。Google広告のディスクリプションとLPの見出しでは求められる長さも語り口も違うので、1つの汎用ツールで引き直すより手直しが減ります。逆に必要なのがLPの見出し1行だけなら、この100種類は使い切れません。登録不要のツールで足ります。

3. 無料枠が「回数」で切れるか「クレジット」で切れるか

Catchyの公式ヘルプには「基本的に、1度文章を生成するごとに1クレジット消費する仕組みになっております。」「※ツールごとに消費クレジットが決められており、長い文章が生成できるツールの場合、2〜4クレジット消費されます。」とあります(2026年9月1日に確認)。キャッチコピーのような短い出力は前者に当たるので、無料の10クレジットで10回分という計算です。実際の消費数はツール画面にも表示される仕様なので、使う前に自分の画面で確認してください。長文ツールだと1回4クレジットで、同じ10クレジットでも用途によって寿命がまるで違います(Catchy無料クレジット10で何ができる?記事1本でほぼ使い切る)。

無料10クレジットの、いちばん情報量が多い使い方

判断軸2と3を組み合わせると、無料枠の使い道が決まります。同じツールで10回引き直すのではなく、10種類の違うコピーツールに同じ商品説明を入れる。1つのツールを10回回しても似た方向の案が並びますが、「LP用」「Google広告のディスクリプション」「比喩表現」「PASモデル」と器を変えれば、同じ説明から出てくる角度が変わります。無料枠で知りたいのは「このツールの日本語が自分の商材に合うか」なので、角度を散らしたほうが判断材料が増えます。

CatchyPR

広告文・キャッチコピー・LP文面を用途別テンプレから生成する

無料プランあり(毎月クレジット付与)

Catchy の公式サイトを見る

正直なデメリット

AI生成型は、入力に無い数字や人物を作ります。無料AIツール集は自社ツールの解説ページで実測を公開していて、特徴欄に「安い」の一言しか入れなかった入力に対し、出力側に金額・節約額・「10年選ばれ続けた」といった実績が補われたと書いています。同ページは「システムプロンプトには『具体的な数字やワードを活用する』という指示があり」とも書いており、数字入りのコピーほど、そのまま使う前に事実確認が要るということです。景品表示法の観点でも、裏の取れない数字を広告に載せるのは避けたほうがいいです。同ページは、あえて誇大な特徴を入力すると効能を断定する表現も出たと公開しています。医療・金融・健康食品のように表現そのものが規制対象の商材では、法務や薬事の確認が人の工程として残ります。

テンプレ差し込み型は、商品の中身に責任を持ちません。実測どおり「コーヒーのぬか漬け、あります」のような案が普通に出ます。7案のうち採用できるのが0案の回もあるので、引き直す前提のツールです。締切直前に1案を確定させる用途には向きません。

Catchyの無料プランは、量より先に整理のほうで詰まります。Freeは「プロジェクト 1つまで」と料金表に明記があり、生成した文章を用途別に分けて貯めるのは有料プランからの機能です。案を何十本も貯めて後から比較したいなら、無料枠のうちに外へ写しておく前提になります。生成したあとの手直しが本番になるのはコピーに限りません(提案資料を作るのが遅い原因を6工程で切り分ける|改善は生成の前後にある)。

よくある質問

Q. 商品名だけしか決まっていません。それでも作れますか?

作れます。コピーメカは入力が3つで、商品の説明を求められません。ただし出てくるのは型に名前を差し込んだ案なので、商品の中身は反映されません。名前しか無い段階では「案を得る」より「型を知る」目的で使うのが実際的です。

Q. 無料で作ったキャッチコピーを商用で使っていいですか?

ツールごとに条件が違うので、使う予定のツールの規約を先に読んでください。コピーメカは結果画面に「※キャッチコピー案はご自由にお使いください。」とあります。Catchyについては公式ヘルプに、生成物の著作権は生成したユーザーに帰属し商業利用も問題ない旨の記載があります(2026年9月1日に確認)。条件は変わりうるので、契約前に公式の最新の記載を確認してください。

Q. ChatGPTのような汎用チャットで足りませんか?

用途によります。汎用チャットは器が無いぶん、切り口の指定・文字数・媒体の条件を自分でプロンプトに書くことになります。専用ツールの価値は、その条件があらかじめ器の形になっていることです。「Google広告のディスクリプション」というツールを選ぶ行為が、そのまま条件の指定になっている。なお汎用チャット各社の無料プランの条件は、公式の料金ページを取得できなかったためこの記事では数字を書いていません。

まとめ