結論から言うと、執筆だけを外注していた人がAIに置き換えると、ほとんどの場合で安くなります。ただし「AIで書いてチェックだけ外注する」形にすると、3,000字程度の短い記事では外注のほうが安いことがあります。 クラウドワークスの発注相場では、執筆は「1円~/文字」、チェック・校正と入稿は「3,000円〜/記事」です。置き換えで消えるのは執筆費だけで、確認の手間は消えません。
外注とAIの費用を同じ条件で並べる
2026年9月27日に、クラウドワークスの「クラウドワークス発注相場」、ランサーズの発注者向けノウハウ記事(2023年8月8日更新)、Value AI Writer byGMO の公式サイトで確認した数字です。外注の数字はいずれも「〜から」の下限なので、実際の見積もりはこれより上になりやすい点に注意してください。
| 方法 | 費用の単位 | 公式に載っている下限・目安 | 3,000字の記事1本 | 月10本 |
|---|---|---|---|---|
| 執筆を外注(クラウドワークス相場) | 文字単価 | アフィリエイトブログ記事作成 1円~/文字 | 3,000円〜 | 30,000円〜 |
| 執筆を外注(ランサーズの目安) | 文字単価 | ブログ記事 文字単価0.8円程度から5円超 | 2,400円〜15,000円程度 | 24,000円〜 |
| AIで生成(Value AI Writer ベーシック) | 月額・記事数 | 2,800円/月10記事(税込) | 280円 | 2,800円 |
| AIで生成+チェックを外注 | 月額+記事単価 | 2,800円/月 + 校正と入稿 3,000円〜/記事 | 3,280円〜 | 32,800円〜 |
| AIで生成+自分でチェック | 月額+自分の時間 | 2,800円/月 | 280円+自分の時間 | 2,800円+自分の時間 |
1本あたりの280円は、Value AI Writerの料金表に「1記事あたり約280円〜」と書かれている数字と同じです(2,800円÷10記事)。ランサーズの行は0.8円×3,000字と5円×3,000字で計算した幅で、月10本の欄は下限だけを出しています。
表の4行目がこの記事の核心です。AIで書いてもチェックを外注すると、3,000字の記事では執筆を1円で外注した場合(3,000円)より高くなります。 置き換えで得をするかどうかは、AIの料金ではなく「確認を誰がやるか」で決まります。
判断軸1:チェックを自分でやれるか
Value AI Writerの公式FAQには、生成記事の扱いについてこう書かれています。
生成された文章の結果次第では、虚偽の内容が含まれていたり、第三者の著作権を侵害するケースもあります。
そのうえで「公開前にご自身でチェックいただくことを前提」に、そのまま使ってよいと説明しています。つまり提供元自身が、確認の工程は残ると言っているわけです。
確認を自分でやれるなら、上の表の5行目になり、月10本で外注の約10分の1の費用に収まります。確認まで人に任せたいなら4行目です。この場合、チェック単価3,000円に生成の280円を足した3,280円より、元の執筆費が高いときだけ安くなります。文字単価1円なら3,280字、文字単価2円なら1,640字が境目です。短い記事を安い単価で頼んでいた人ほど、置き換えの効果は小さくなります。
権利や規約の確認ポイントはAI記事作成の商用利用と著作権|公式規約に書いてある注意点を読み比べたで整理しています。
判断軸2:外注していたのは「執筆」か「構成」か
クラウドワークスの相場表では、執筆とは別に「記事構成の企画」が「1,000円〜/記事」で並んでいます。構成だけを外注して本文は自分で書いていた人の場合、置き換える対象はこの1,000円です。
Value AI Writerは公式FAQで「タイトル、見出しの生成までを1記事とみなします」としていて、見出しを作った時点で1記事分が減ります。構成だけ欲しい使い方でも1本は1本です。ベーシックなら1本280円なので、1,000円〜の構成外注よりは安く済みます。見出しづくりをAIに任せるときのコツはAIでブログ記事の見出し構成を作る|3つの作り方の使い分けにまとめています。
判断軸3:月に何本、何字の記事を出すか
AIの費用は月額固定、外注は本数×文字数で増えます。Value AI Writerの公式料金表(税込)はこうなっています。
- エントリー 840円:月3記事(1記事あたり約280円〜)
- ベーシック 2,800円:月10記事(同 約280円〜)
- プロ 10,780円:月50記事(同 約215円〜)
- エキスパート 43,780円:月400記事(同 約109円〜)
初回は記事数が増量されます(ベーシックなら20記事)。ただ、毎月の比較には増量後の本数ではなく通常の本数を使ってください。 2ヶ月目からは通常の本数に戻るからです。
もう1つ見落としやすいのが文字数です。公式FAQでは、1記事あたり「15,000文字~20,000文字になる傾向が多い」とされています。3,000字の記事を外注していた人から見ると、AIの出力は5倍以上の長さで返ってくることになります。長い原稿を削って整える時間が、確認の時間とは別にかかると見ておくのが現実的です。文字数の枠が足りなくなる場面はAI記事作成の文字数が無料プランで足りない|選ぶAIで枠が倍になるで扱っています。
正直な短所
AIに置き換える側の短所は、上で書いたとおり確認が残ることです。加えて、Value AI Writer の公式サイトは「外注費換算でコスト 1/100 に」とうたっていますが、注記を読むと「1文字1円計算で1記事15,000円かかっていた記事が約132円〜生成可能」という計算です。15,000字の記事を1円で外注していた場合との比較で、確認や手直しの費用は入っていません。また、料金表の1記事目安は約109円〜280円(初回増量時は約54円〜)で、132円という数字がどのプランから計算されたものかは公式の表記から確認できませんでした。宣伝文句の倍率ではなく、自分の本数と文字数で計算し直すほうが確実です。
もう1つ、Value AI Writerの公式FAQは「SEOは相対評価です」と書き、上位表示には記事の質以外の要素も加わると説明しています。外注していたライターがキーワード選定や競合調査まで担っていた場合、その部分はAIの記事数の枠とは別に自分で埋める必要があります。
外注を続ける側の短所は、本数に比例して費用が増えることです。月10本・3,000字・文字単価1円でも月3万円からで、ランサーズの目安の上側(5円超)なら月15万円を超えます。また、外注の相場はいずれも「〜から」の下限表記で、上限は依頼内容しだいです。
タイトルや導入文だけ短く作りたい場合は、記事生成ツールより Catchy のようなコピー生成ツールのほうが向いています。無料プランで毎月10クレジットが付与されますが、記事本文まで作るとすぐに足りなくなるので、使い分けはCatchy料金の無料と有料の違い|月300クレジットならPro年額が安いを参考にしてください。
よくある質問
Q. SEO記事の外注費用の相場はいくらですか? クラウドワークスの発注相場ではアフィリエイトブログ記事作成が「1円~/文字」、ランサーズの発注者向け記事ではブログ記事が「文字単価0.8円程度から、文字単価5円を超えるもの」まで、と書かれています。どちらも下限の目安で、専門性や取材の有無で上がります。
Q. AIで作った記事は外注ライターの記事の代わりになりますか? 執筆の部分は置き換えられますが、確認は置き換えられません。Value AI Writerの公式FAQも、虚偽や第三者の著作権侵害が含まれるケースがあるとして、公開前に自分で確認することを前提にしています。
Q. 無料で試してから決められますか? Value AI Writerにはフリープラン(0円・月1記事、初回は3記事)があります。外注している記事と同じキーワードで1本作り、確認と手直しに何分かかったかを測ると、判断軸1の境目が自分の数字で出せます。
まとめ
- 執筆だけ外注していたなら、AIへの置き換えで費用は大きく下がる。月10本ならベーシック2,800円で収まる
- チェックを外注するなら要計算。校正3,000円〜+生成280円より元の執筆費が安い短い記事では、外注のほうが安い
- 公式の「1/100」は15,000字×1円との比較。自分の本数・文字数・確認時間で計算し直してから決める
※本記事の相場・料金は2026年9月27日にクラウドワークス発注相場、ランサーズ発注者向けノウハウ(記事作成・ライティングの費用相場)、Value AI Writer byGMO公式サイト、Catchy公式サイトで確認した表記に基づきます。最新の内容は各公式サイトでご確認ください。