結論から言うと、AIで見出し構成を作るときの分かれ目は「検索上位の記事を参考にさせるかどうか」です。ライバルが強いキーワードなら上位10サイトを参考にさせたほうが抜けが減り、まだ誰も書いていないテーマならAIに一から組ませたほうが横並びを避けられます。Value AI Writerはこの2つを最初から別の機能として分けていて、さらに参考サイトを自分で選べる3つ目の方法を上位プランに置いています。同じツールでも押すボタンで出来上がりが変わる、という前提を知らないまま使うと損をします。
見出し構成の作り方は3通りある
2026年9月22日に公式ページで確認した内容です。公式は「3つの見出し構成機能を使い分け」と書いていて、それぞれ参考にするものが違います。
| 構築方法 | 何を参考にするか | 向いているキーワード | 使えるプラン |
|---|---|---|---|
| キーワードからAIで構築 | 他サイトを見ない | 参考になるサイトが少ない/ライバルが弱い | フリーから |
| 検索結果を参考にAIで構築 | 上位1〜10位の見出し | 競合が強く、網羅性で負けたくない | フリーから |
| 検索結果から選択してAIで構築 | 自分が選んだ上位サイト | 上位に的外れな記事が混ざる | プロプラン以上 |
1つ目について、公式はこう説明しています。
他のサイトを参考にせず完全にAIに任せて見出し構成を生成する方法です。参考になるサイトが少ない、比較的ライバルが弱いキーワードで活用するのがおすすめです。
2つ目は「"上位サイト(1位~10位)の見出しを参考に"AIが自動生成します」。3つ目は2つ目との違いを「参考サイトを利用者で自由に取捨選択ができる点」と説明しています。
ここが実務では効きます。 検索上位にまとめサイトや古い記事が混ざっているキーワードだと、2つ目の方法はその構成まで取り込んでしまいます。それを外したいなら3つ目ですが、公式の料金表で3つ目が付いているのはプロプラン(10,780円/月・税込)以上です。フリー・エントリー・ベーシック・プロの各プランの「参考にする見出し」欄には、いずれも「キーワードからAIで構築」「検索エンジン結果を参考にAIで構築」の2つが並んでいます。
判断軸は3つ
1. そのキーワードに、参考になる上位記事があるか
まず検索してみて、上位10件が同じような構成で埋まっているなら「検索結果を参考に」が向きます。逆に、上位が公式サイトやQ&Aサイトばかりで参考にならないなら、上位を読ませても構成は良くなりません。その場合は「キーワードからAI」で一度組ませて、自分で足りない見出しを足すほうが早いです。
2. 出来上がりを横並びにしたくないか
上位を参考にさせると、当然ながら上位と似た構成になります。網羅性は上がりますが、差は付きません。上位と同じ見出しを並べても、後から入った記事が勝てる理由は特に生まれないので、独自の切り口を1〜2本足す前提で使うのが現実的です。公式も「後から見出しの追加、削除、再取得、順序の入れ替えも自由に行える」と書いているので、生成結果をそのまま使う必要はありません。
3. 何回やり直す前提か
これが一番お金に直結します。公式のよくあるご質問には、こう書かれています。
タイトル、見出しの生成までを1記事とみなします。つまり、本文生成をおこなわなくてもタイトル、見出しの生成をした時点で1記事とカウントされますのでご注意ください。なお、本文生成文字数制限の範囲内であれば何度でも何文字でも生成ができます。
見出しを出した時点で、その月の1記事が減ります。本文のほうは文字数の範囲内なら作り直し放題なので、慎重にやるべきなのは本文ではなく見出しのほうです。フリープランは月1記事(初回のみ3記事)なので、キーワードを試し打ちする余裕がありません。どの操作で何が減るかはValue AI Writerの使い方|1記事は押した瞬間に減るに手順どおり整理してあります。やり直しの回数で得なツールが変わる点はValue AI Writerとラクリン比較|枠の数え方が逆で損得が変わるも参考にしてください。
正直な短所
- 見出しだけ試したい人には枠の減り方が不利です。 構成案を3パターン見比べたいと思っても、フリープランの月1記事では1パターンしか出せません。初回増量の3記事を、比較のために使い切るかどうかは最初に決めておいたほうがいいです。
- 参考サイトを選べるのはプロプラン以上です。 月10,780円(税込)は、月に数本しか書かない個人には重い金額です。ベーシック(2,800円/月・税込・月10記事)までで足りるなら、参考サイトの取捨選択は諦めて、生成後に手で見出しを削るほうが安く済みます。
- 文字数のカウント方法は、公式の表記だけでは読み取りきれません。 同じFAQに「全プラン共通で使う見出しや、エキスパートプランの本文で使うGPT-4oの文章については、10文字分を1文字としてカウントさせていただきます」とあります。見出し側が有利に数えられるのか不利に数えられるのか、この文だけでは向きが確定しません。月末に文字数が足りるかどうかを見出しの本数で見積もりたい人は、契約前にサポートへ確認したほうが確実です。
- 出てくるのはテキストだけです。 公式もSTEP3で「Value AI Writerで生成されるのは文章(テキスト)のみなので、投稿前に必要に応じて文字装飾と画像挿入を行うようにしてください」と書いています。STEP2にも「AIの誤った情報に注意し、最終的なチェックは自ら行いましょう」とあり、事実確認は人の仕事のままです。
よくある質問
Q. 見出しだけAIに作らせて、本文は自分で書けますか?
できます。公式の説明では本文は「見出しごとに生成する仕様」なので、本文生成を実行しなければ見出し構成だけが残ります。HTML変換を使えば「見出しはh2タグ、h3タグとして表現され、改行はbrタグで自動的に挿入される」ので、構成だけをWordPressに移して自分で書き足す使い方も成立します。
Q. 無料でどこまでできますか?
公式の料金表では、フリープランは0円/月で作成可能記事数は月1記事、初回のみ3記事に増量されます。文字数制限はGPT-4oで1万文字(初回増量で2万文字)です。他のツールの無料枠と単位が違うので、金額だけで比べると外れます。単位の違いはAI記事作成ツール比較|日本語6つの料金と無料枠を公式表記のまま並べたにまとめました。
Q. 取材音声から記事を書く場合、先に文字起こしが必要ですか?
インタビューや対談を記事にするなら、先に音声をテキストにしてから構成を考えるほうが手戻りが減ります。その文字起こし側の無料枠にも1ファイルあたりの上限があるので、音声ファイル文字起こし無料|詰まるのは月の合計時間ではないで先に上限を確認しておくと、当日の作業が止まりません。
まとめ
- 見出し構成の作り方は3つ。上位を参考にするか、AIに一から組ませるかで結果が変わる
- 参考サイトを自分で取捨選択できるのはプロプラン(10,780円/月・税込)以上。それ以外は生成後に手で削る
- 見出しを出した時点で1記事が減る。フリープランの月1記事では試し打ちができない