実際に触って比べた記録

イルシル解約後もスライドは消えない|消えるのは退会したとき

2026-09-15 公開

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結論から言うと、イルシルの有料プランを解約しても、作成済みのスライドは残ります。公式ヘルプは「プラン解約後も既存のスライドは削除されず、編集も可能」と書いています。スライドごと消えるのは解約ではなくアカウントの削除(退会)のほうです。ただし解約後はPDFとPowerPointの書き出しが止まるので、正しい順番は「必要なファイルを出力する → 解約する」です。

公式の回答は「削除されず、編集も可能」

イルシルのヘルプ「有料プランを解約する」のよくあるご質問に、この記事で一番知りたいことがそのまま書かれています。

次回更新日(解約予定日)の前日までご契約いただいていたプランのサービスをご利用可能です。 プラン解約後も既存のスライドは削除されず、編集も可能となっておりますが、新規作成やPDFの出力等は出来かねております。 また、作成したスライドがフリープランの上限数を超えている場合、既存のスライドの編集はできますが、新規追加はできません。 再度有料プランのご契約を再開した場合にも作成されたスライドは引き継がれておりますので、新規作成や編集・出力等のご利用もいただけます。

読みどころは3つです。①スライドは消えない ②編集はできる ③出力は止まる。そして再契約すれば元どおり使えます。文字起こし系のツールにありがちな「期限が切れると過去のデータが読めなくなる」仕様とは違い、中身は見えたまま残ります。

同じ回答には、こうも添えられています。

なお、削除済みのスライドは復元できませんのでご注意ください。有料プランの解約ではなくアカウントの削除を行われた場合スライド等のデータも全て削除となりますので、ご注意くださいませ。

別ページの「アカウントの設定」でも、削除されるものが「作成したスライドデータ」「登録情報(メールアドレス、パスワードなど)」「過去の編集履歴」と列挙され、「完全に削除されたデータはお問い合わせをいただいても復元ができません」と書かれています。解約と退会を混同しないことが、この記事で唯一の致命的な分かれ道です。

状態ごとに何が変わるか

2026年9月時点の公式ヘルプ「有料プランを解約する」「アカウントの設定」「プランごとの料金・機能」の記載から、状態別に整理しました。

状態既存スライド編集PDF・PowerPoint出力元に戻せるか
解約手続き直後(次回更新日の前日まで)残るできる契約中のプランの機能をそのまま利用可解約予定の取消はサポートへ依頼
解約後(フリープランでの利用)「削除されず」と明記「編集も可能」と明記機能比較表のフリープラン欄は「×」再契約すれば引き継がれる
作成済みが上限(3個)を超えている場合残る「既存のスライドの編集はできます」同上同上
アカウント削除(退会)「スライド等のデータも全て削除」――「復元ができません」と明記

フリープランの「外部データ出力」欄は、アイコンではなく機能比較表の文字として「×」が入っています。作成可能ドキュメント数は「3個まで」です。無料でどこまでできるかはイルシル無料プランでできること|月3枚・資料3本の中身と出力の壁に分けて書いています。

解約の前に決めておく3つのこと

1. ファイルとして手元に置きたい資料はどれか

解約すると止まるのは出力です。PDFとPowerPointの書き出しは有料プランの機能なので、契約が生きているうちに必要なぶんを全部書き出すのが唯一のタイミングになります。編集はフリーでもできるため、あわてて中身を作り直す必要はありません。

PowerPointで開いたときの見え方には、フォントまわりの条件があります。書き出す前にイルシルをパワーポイントに変換できる?出力の条件と崩れる箇所を見てから作業したほうが、やり直しが減ります。

2. いつ解約ボタンを押すか

イルシルの請求は前払いで、日割りの精算がありません。公式のFAQにこうあります。

ご請求のタイミングがプラン開始時即時となりますので、途中で解約されても全額請求となります。未利用期間分の返金等についても承っておりませんので、ご留意ください。

例として「7/1 有料プラン開始(月々契約)、即時請求 → 7/2 解約手続き → 〜7/31 有料プラン利用可能」と書かれています。つまり早く押しても返ってこないし、損もしない。解約(自動更新の停止)を先に入れて次の請求だけ止め、期間満了まで出力に使い切るのが素直です。

締切は日付ではなく時刻で決まります。「プランのご契約日時にあわせて更新日時が設定されているため更新日の当日中ではなく、更新日時までのご解約手続きが必要です」とあり、更新日時はワークスペース設定>登録情報から確認できます。前払い・日割りなしという構造は他のAIツールでも同じで、Notta解約は日割りなし|失うのはお金より過去の文字起こしやValue AI Writerの解約は日割りなし|締切は有効期限の5日前と並べると、締切の決め方だけがサービスごとに違うことが分かります。

3. アカウントごと消すかどうか

「有料プランのご解約後も、イルシルのアカウントはフリープラン(無料)でご利用できます」と公式が書いているとおり、解約したままアカウントを置いておけます。スライドが資産として残るので、消す積極的な理由がなければ退会しないのが合理的です。退会するのは、個人情報を残したくない場合や、作ったスライドをもう参照しないと決めた場合だけで十分です。

解約してもデータが引き継がれるということは、繁忙期だけ契約して資料を作り、閑散期はフリーに戻す、という使い方も成立します。作り直しのコストがかからないので、いったん解約してから必要になったタイミングで再開しても損が出にくい設計です。

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正直に書いておく短所

日割り返金がない。 上に引いたとおり、月の途中で解約しても全額請求です。契約直後に合わないと気づいても、その月は払い切りになります。

プランによっては自分で解約できない。 公式にはこうあります。

既に受付を停止したプランをご利用中の場合は、ご自身で自動更新停止のお手続きをおこなっていただくことはできません。

サポートに依頼する形になり、さらに「新規受付を終了したプランは、一度解約すると再開できませんのでご注意ください」とも書かれています。古いプランを持っている人にとっては、解約が片道の判断になります。

「新規作成」の可否は、公式の回答からは読み切れない。 同じ回答の中に「新規作成やPDFの出力等は出来かねております」という文と、「作成したスライドがフリープランの上限数を超えている場合、既存のスライドの編集はできますが、新規追加はできません」という文が並んでいます。前者だけを読めば解約後は一切作れないように読め、後者だけを読めば上限3個の枠内なら作れるようにも読めます。どちらが正しいかは公式の文言からは確定できなかったので、ここは断定しません。フリーで作り続けたい人は、解約前にチャットサポートで確認してください。

解約すると過去の契約情報が見えなくなる。 「キャンセル日まではご契約プランの機能をご利用いただけますが、自動更新の停止後、過去のご契約情報は表示されなくなります」とあります。経費精算に領収書が要るなら、解約手続きの前に保存しておいてください。

よくある質問

Q. 解約したら、作ったスライドは見られなくなりますか。 いいえ。公式ヘルプは「プラン解約後も既存のスライドは削除されず、編集も可能」としています。見えなくなるのではなく、出力(PDF・PowerPoint)が止まる、という違いです。

Q. 解約の手続きはどこからですか。 ホーム画面左上のワークスペース名>ワークスペース設定>登録情報から「解約に進む」をクリックし、アンケートに回答したうえで画面下部の「注意事項を確認して解約」を押します。画面上部に「プランを解約しました」と表示されれば完了で、後から登録情報に「支払いを停止中です。」の表記があるかで確認できます。ボタンが表示されない場合は受付を停止したプランの可能性があるため、サポート(support@irusiru.jp)へ連絡します。

Q. いったん解約して、また使いたくなったら作り直しですか。 公式は「再度有料プランのご契約を再開した場合にも作成されたスライドは引き継がれております」としています。ただし自分で削除したスライドは「復元できません」と明記されているので、整理のつもりで消すのは解約とは別の話として慎重に。ツール自体を乗り換えるか迷っているなら、AIスライドを自動作成する4つを比較|日本語のまま出せるのはどれかも参考になります。

まとめ